dialogue, human and polyphony

「対話」や「人」についての気づき

雰囲気に触れる

4年前に対話をはじめ、2年半前にコーチングをはじめ、今年はいままで得てきた知恵や知識を言葉にする流れが来ています。

研究室の方では「オープンダイアローグ・パターン」という形で対話の知恵を言語化・体系化し、関わっているワークルの方では「コーチング&コミュニティマネジャー」の知恵を言語化・体系化していく予定です。

その流れの中でちょっとずつコーチングの知恵を言語化していきたいなと思ってます。
1対1の対話の中で相手に気づきをもたらしたい人の発見になれば嬉しいです。(^。 ^)
ちなみにこの言語化の形式は「パターン・ランゲージ」という知識記述の方法に乗っ取っています。


 

雰囲気に触れる

何となく伝わってくること。

1on1において、相手の話を聞いている。

 

▼その状況において

 

話の内容を理解しながら会話をしていても、相手自身に関する新しい発見は生まれてこない。

・普段人と会話するときは、話されている内容を理解して、そこに対して反応を返すことが多い。

・しかし、内容に関して質問を繰り返すのでは、話の内容は深まっても、相手自身に関することは深まっていかない。

・そうすると一人で考え抜けば到達できる気づきしかうまれず、相手自身に関する新しい気づきはうまれない。

 

▼そこで

 

話の内容以外から伝わってくる雰囲気や感覚を感じ取り、それを言葉にして返す。

 ・雰囲気が重いか軽いか、明るいか暗いか、澄んでいるか滞っているのかといったように伝わってくる感覚を感じとる。

・そして、「なんとなくこう感じるんだけど、どうかな」というふうに相手に伝える。

・また話を聞いている中で違和感を感じたり、引っかかるところがある場合は、相手の状態と話の内容にギャップがあるかもしれいないため、一度立ち止まって丁寧に言葉にして伝える。

 

▼その結果

 

・相手は自分自身の状態に関して気づくことができ、今の自分を丁寧に感じることができるようになる。

・そして、まだ言葉にできていなかった感覚を自覚できることで、本人にとって大切な気づきを得ることができる。

・このように自分の状態に気づくことができると、そこから考えやこれからの行動を深め直すことができる。